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トレンド確認
相場で勝つためには、トレンドの波に乗ることが必要でしたね。
あなたはもう理解できたでしょうか。
まだの方はもう一度「ダウ理論とエリオット波動から学ぶ!!」の記事に戻って読んでくださいね。
このまま進んでも理解できませんので(;^_^A
簡単におさらいしてみましょう。
まずは上昇トレンドからです。
赤丸が高値、青丸が安値です。
価格がジグザグに動きながら高値を更新していく一方で、一時的に下落した場合でも、その前に下落した安値を割らずに進んでいくことをいいます。
つまり上昇トレンドは、高値が切り上がり、安値も切り上がっている状態。
上昇トレンドのときは、青丸付近で買い、赤丸付近で売る。
これを繰り返していけばいいのです。
簡単ですね(笑)
次に下降トレンドです。
青丸が高値、赤丸が安値です。
価格がジグザグに動きながら安値を更新していく一方で、一時的に上昇した場合でも、その前に上昇した高値を上回らずに進んでいくことをいいます。
下降トレンドは、高値が切り下がり、安値も切り下がっている状態です。
下降トレンドのときは、青丸付近で売り、赤丸付近で買い戻す。
これを繰り返していきます。
こちらも簡単に儲かりそうです(笑)
果たしてそうでしょうか。
では早速本題に入って行きましょう。
ローソク足判断
今回はローソク足を使ったエントリー、イグジットを説明します。
ローソク足を知らない方のために簡単に説明します。
知っている方は読み飛ばしてください。
左が陽線、右が陰線です。
例えば左の赤で描かれているローソクのような図が、ローソク足と呼ばれ、日足(ひあし)の陽線だとすると、1日の始まるレートが始値(はじめね)です。
その日の終値(おわりね)がローソク足の実体(赤の色塗り上部)部分です。
つまり上昇しているローソク足になります。
上下に伸びた線はヒゲと呼ばれ、その日の始値から少し下げて安値を付けた後、上昇し高値を付け、その後少し下げて終値がローソク足実体の上の部分ということが読み取れます。
右の図は陰線ですね。
考え方は陽線の逆です。
ローソク足の説明はこれ位にして実際のチャートを見てみましょう。
実際のチャートでトレンド確認
2020年1月29日から2020年6月22日の日経225先物ミニの日足チャートです。
高値に青丸、安値に赤丸を付けています。
画面中央左の赤丸が安値を切り上げ、青山が高値を切り上げていますので、上昇トレンドが確認できます。
赤丸が2つ過ぎ、4月8日(赤色の縦線)に直近ピークの青丸を上ヒゲで上回り、上昇トレンドに転換しました。
ここから買い場を探していきます。
このピーク(天井)とボトム(底)ラインの引き方はルールを決めてピーク(天井)・ボトム(底)ラインを引く!!の記事を読んでくださいね。
上昇トレンドの場合は赤丸付近で買って、青丸付近で売ればいいですね。
エントリーする場合は、「すぐに飛び乗るのではなく、調整してくるのを待つ」でしたね。
相場は結局自分自身との戦い!!負ける11の理由とは!?の記事をまだ読んでいない方、忘れてしまった方は再度読み返してくださいね。
今回は買いエントリーするので、「下落してくるのを待つ」のです。
さぁあなたならどこで「買いエントリー」しますか?少し考えてみてください。
エントリー①
そしてエントリーする前に必ず損切り(ロスカット)位置を決めてくださいね。
なぜ損切り(ロスカット)位置がここになるかわかりますか。
「上昇トレンドは、一時的に下落した場合でも、その前に下落した安値を下回らずに進んでいく」ことでしたね。
4月3日に付けた直近(一つ前)の安値17520円を下回ると上昇トレンドが崩れます。
そのため、直近安値17520円の1ティック下、17515円にロスカット位置を設定します。
今回はトレンドを確認し、ローソク足だけを使った売買になります。
陰線(下ヒゲも含む)を次のローソク足が上回った(ヒゲを含む)ところで買いエントリーします。
そうすると①の部分があてはまりますね。
上昇トレンドを確認した後、陰線が2日続き下げてきました。
次の日は上昇してきて、前日の陰線の高値19355円を超えてきた19360円で買いエントリー。
損切り(ロスカット)位置は直近ボトム17520円の1ティック下、17515円。
仮にロスカットになった場合は、17515ー19360=▲1845円。
実際にロスカットにかかると大きな損失になります。
従ってもう1ヶ所損切り位置をもうけました。
エントリーした足の安値18940円の1ティック下、18935円。
この場合のロスカットにかかった場合の損失は、18935ー19360=▲425円。
あなたがリスクをどれだけ取れるかでロスカット位置は変わってきます。
19360円で買いエントリーした日は上昇して高値19700円までありましたが終値19610円。
ここで利食いしても勿論いいのですが、今回はエントリーとイグジットはローソク足のロジックに従って売買してみます。
でも損切り(ロスカット)位置である18940円を割り込んできたら迷わず決済してくださいね。
「資金管理!!これができていないから9割の人が1年以内にいなくなる!!」の記事をまだ読んでいない、忘れてしまった方は再度読み返してくださいね。
相場に絶対はありません。
そして翌日は始値19540円、高値19645円、安値19420円、終値19580円でした。
この場合、あなたならどこで売り決済しますか?
ここも少し考えてみてくださいね。
買いエントリーが19360円。
損切り(ロスカット)位置が18935円でしたね。
日足のエントリーなので425円の損切り(ロスカット)金額となり、少し値幅は大きくなります。
リスクリワードの考え方からも損切り(ロスカット)金額以上の利益を取るようにしてくださいね。
プロスペクト理論が効いて薄利で決済しないでくださいね(笑)
「相場で勝つためにはトレンドの波に乗り続けること」でしたね。
さぁ上昇トレンドの波に乗り続けましょう!
前日(下ヒゲも含む)のローソク足の安値を下回った(下ヒゲを含む)ところで売り決済します。
次の足が陰線とは限りません。
前の足の安値を割り込んだところ(下ヒゲを含む)は、陽線でも陰線でも売り決済します。
高値19700円(最大含み益340円)までありましたが、エントリーした翌々日に前日の安値19420円を割り込んできたので、②の19415円で売り決済となりました。
前日の安値19420円の1ティック下、19415円で逆指値注文を入れておき、そこで約定となります。
19415ー19360=55円の利益
エントリー②
次のエントリー箇所を探しましょう。
あなたも読む前に考えてみてくださいね。
先程決済した後、次の日上昇してきました。
前日の陰線(上ヒゲを含む)の足の高値19485円を次の足が上回った①19490円で買いエントリー。
ロスカット位置はどこに設定するかもう大丈夫ですね。
必ずエントリー前にロスカット位置を決めてからエントリーします。
エントリーしたローソク足の安値18990円の1ティック下、18985円にロスカットを設定します。
18985ー19490=▲505円
ロスカットにかかった場合は、505円の損失になります。
買った日のローソク足の高値は19910円(最大含み益420円)までありました。
ここも適当なところで利食いをする、3分の1、2分の1だけ決済して残りはホールドしてローソク足のシグナルで決済するのもありです。
今回は分割売買せず、ローソク足のシグナルに従います。
翌日は下げてきましたが、前日の陽線の安値は割り込まず、そのままホールドです。
翌々日は、前日の安値19365円を割り込んだところ、19360円で逆指値注文を入れておきます。
19360円で決済となり、19360円ー19490円=▲130円の損失となりました。
ここは必ず決済してくださいね。
一時は420円の含み益があったので、何か損した気分になりますが、これは仕方がありません。
エントリー③
引き続き、上昇トレンド継続中として買い場を探していきましょう。
2回繰り返しましたので、もう簡単ですね(笑)
3日連続で下げて前日の陰線の高値19340円を超えてきました。
19345円で買いエントリー。
ロスカットは前日のローソク足の安値18830円の1ティック下、18825円。
もしロスカットにかかった場合は、18825円ー19345円=▲520円
常にロスカットになった場合の損失額を計算してくださいね。
リスクが大きいと思えば、エントリーしないのもありです。
買った後、翌日は陰線で下げましたが、翌々日から順調に上昇してきました。
高値20355円(最大含み益1010円)までありました。
翌日、前日のローソク足安値19825円の1ティック下、19820円で売り決済。
日中チャートを見れない場合も前日の安値に逆指値を設定しておくことで自動的に売り決済が可能です。
19820円ー19345円=利益475円
そろそろ上昇トレンドが終了するんじゃないかとあなたは思い始めるかもしれませんが、トレンドが出ている時はトコトン乗っていきます。
「現在の市場で発現しているトレンドは、明確にトレンドの転換シグナルが現れるまで継続し続ける」でしたね。
エントリー④
次の買い場を探していきましょう。
ここは安値を付けた陽線の高値19730円ではなく、陰線の高値20190円を超えたところまで待ちます。
陰線否定で買います。
20195円で買いエントリー。
ロスカットは直近の安値19350円の1ティック下、19345円。
ロスカットにかかった場合は、
19345円ー20195円=▲850円
買った後、当日、翌日共陽線となり上昇が続きました。
翌々日高値20615円(最大含み益420円)を付けた後、陰線で引けました。
高値を付けた足の安値は20275円。
高値を付けた足の翌日、20270円の逆指値にかかり約定。
20270円ー20195円=利益75円
日足にしては物足りないですが、一応利益になりました。
エントリー⑤
まだまだ買っていきますよ!
下落からの上昇を陰線の高値1ティック上、20420円で買いエントリーです。
ロスカットは直近の安値19605円の1ティック下、19600円。
ロスカットにかかった場合は、
19600円ー20420円=▲815円
買った後、翌日は陰線、翌々日は十字足に近い陽線。
高値20815円(最大含み益395円)までありました。
次の日高値を付けた足の安値20490円の1ティック下、20485円の逆指値にかかり約定。
20485円ー20420円=利益65円
今回も利益が出ています。
エントリー⑥
まだまだトレンドの波に乗って行きましょう!
ここも前日の陰線の高値20670円の1ティック上、20675円で買いエントリーです。
ロスカットは直近の安値20260円の下、20255円。
ロスカットにかかった場合は、
20255円ー20675円=▲420円
リスクが大きいと思えば、ここのエントリーもスルーしてもいいでしょう。
買った後、順調に上昇して高値22105円(最大含み益1430円)までありました。
高値22105円を付けた足は陰線となり、翌日前日の安値21700円の1ティック下、21695円の逆指値にかかり約定。
21695円ー20675円=利益1020円
今回は大きな利益になりました。
エントリー⑦
エントリーを恐れず、まだまだ波乗りを楽しみましょう!
前日の陰線の高値22105円の1ティック上、22110円で買いエントリー。
ロスカットは直近の安値21655円の1ティック下、21650円。
ロスカットにかかった場合は、
21650円ー22110円=▲460円
買った後、翌日から順調に上昇してきて高値23315円(最大含み損1205円)までありました。
高値を付けた足の翌日は安値を割り込まず、翌々日に下落して前日の安値22925円の1ティック下、22920円の逆指値にかかり約定。
22920円ー22110円=利益810円
今回も利益になりました。
まとめ
検証期間2020年1月29日~2020年6月22日、7回エントリー
6勝1敗
利益合計
55円+▲130円+475円+75円+65円+1020円+810円=2500円
1トレード平均利益=2500円÷7回=357円
最大含み益合計
340円+420円+1010円+420円+395円+1430円+1205円=5220円
1トレード最大含み益平均=5220円÷7回=745円
利食いを340円にすると340円×7回=2380円となり、ローソク足を使った売買(2500円)の方が利益が多くなりますね。
今回は日足で検証しましたが、あなたも他人の書いた記事を鵜呑みにせず(笑)、4時間、1時間、15分、5分足等、様々な時間軸で検証してみてくださいね。
利益になるロジックは、何か複雑で難しい組み合わせを駆使しないと勝てないイメージがあるかと思いますが、相場は、意外と今回のようなシンプルで単純な手法が機能することが多いのです。
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