↑記事を読む前にポチッとクリックをお願い致しますm(_ _)m↑
成行(なりゆき)注文とは?
個別株をやった事がある方ならわかると思いますが、
「成行注文」(なりゆきちゅうもん)とは
「今すぐいくらでもいいから買う」
「今すぐいくらでもいいから売る」
という事です。
普段私がメインで使用しているauカブコム証券の画面で説明していきます。
この下の画面ですぐに成行注文で発注すると、買いは28540円以上で取引が成立します。
売りの場合は28535円以下で約定します。
成行注文以外の注文方法としては、他に
指値(さしね)、逆指値(ぎゃくさしね)、W指値(だぶるさしね)、Uターン(ゆーたーん)、±指値(ぷらまいさしね)、トレーリングストップ、時間指定注文、引け前訂正指値があります。
以下順に説明して行きます。
指値(さしね)注文
指値(さしね)注文は実際にあなたが買いたい、売りたい指定した価格で注文を出します。
今の価格より、安く買いたい、高く売りたい場合に使用します。
指定した価格に到達すると約定します。
<現値28635円。28600円で買い指値したい場合の発注画面>
逆指値(ぎゃくさしね)注文
逆指値(ぎゃくさしね)注文とは指値注文とは逆に、現在の価格より「値上がりしたら買う」、「値下がりしたら売る」
相場の流れに乗る形で「ここまで上がったら買おう!」
「この抵抗線を上に抜けてきたら更に上昇しそう!」
という場合に、あなたが指定する価格で新規で買ったり、
<逆指値注文の発注画面>
株価が28700円になるとミニ100枚の成行注文が発注されます。
「ここまでさがったら売ろう!」
「この支持線を下に抜けて来たら、更に下落しそう!」
という場合に、あなたが指定する価格で新規で売る時に使います。
もしくは、現在あなたが持っているポジションに利益が出ていて、買っている場合、「これ以上下がったらせっかく出ていた利益が損失になるからこの水準まで下がったら売ろう。」という場合に指定した価格に逆指値注文を出しておく事ができます。
また、現在あなたが持っているポジションに損失が出ていて、買っている場合、「これ以上下がったら、さらに損失額が増えてしまうので、この水準まで下がったら売ろう。」という場合に指定した価格に逆指値注文を出しておく事ができます。
売りの場合はそれぞれこの逆です。
W指値(だぶるさしね)注文
W(ダブル)指値注文とは、2つの注文を同時に発注しておき、どちらかの取引が成立すると、もう1つが自動的に取り消される注文方法です。
例えば、日経225先物が現在29535円を挟んで上下に行ったり来たりしているようなチャートが続いている場合、「しばらくこのレンジ内(上は29700円、下は29300円)で上下しそう!」と思った場合、29700円になったら売り、29300円になったら買うという注文をあらかじめ発注しておき、仮に29700円の売り注文が成立した場合は、29300円の買い注文は取消されます。
他の使い方としては、例えば29300円ですでに買いのポジションを持っていて、「29650円になったら利益確定の指値売り」、「29200円になったら損失限定の逆指値売り」をしておき、29650円になって指値売り注文が成立したら、29200円の逆指値売り注文は取り消されます。
または、新規の買い逆指値注文と売り逆指値注文の組み合わせも考えられます。
レンジ相場から抜け出した方向に相場が走ると予想して買ったり、売ったりする場合です。
先程、逆指値注文で説明した内容を価格の上と下、両方で注文するイメージですね。
また、例えば既に売りポジションを持っていて、上がれば損失限定の買い決済、下がれば利益確定の買い決済をW指値を使って発注することができます。
<W指値注文の発注画面>
新規買いの場合で、現値28655円だが、28500円でミニ100枚を買いたい。
上昇していき28700円を超えて行くようなら、28800円までであればミニ100枚を買い発注。
どちらかが約定した時点で、もう片方の注文が自動的に取り消されます。
Uターン(ゆーたーん)注文
買い注文と同時に売り注文を予約することができます。
「29500円で買って、29530円で売る」といった設定が自由自在に行うことができます。
日経225先物ではもちろん売り注文からUターン注文で買い戻し返済の注文もできます。
「29650円で売って、29000円で買う」
また、以下のように逆指値の買い注文を入れておいて、下げてきた場合に損失限定の売り決済注文を入れることもできます。
デイトレーダーの方や時間に余裕のない方は便利ではないでしょうか。
<Uターン注文発注画面>
現値28675円、ミニ1枚の買い指値28650円。
決済をW指値であらかじめ発注しておきたい場合。
売り指値29000円。
損切りの売り逆指値28600円以下になったら28000円までなら売り返済発注。
28000円を例えば28590円にしていると、急激に株価が下がった場合に決済されないことがありますので、注意してください。
±指値(ぷらまいさしね)注文
±指値(ぷらまいさしね)注文とは、「始値(はじめね)・終値(おわりね)・約定価格(やくじょうかかく)」を基準とした注文が出せる注文方法です。
始値±指値、終値±指値、約定価格±指値の3種類があります。
始値は当日の始値、終値は前日の終値、またUターン注文とセットで発注し、Uターン注文で約定した価格の3つです。
「約定価格±指値」は「指値」以外にも、「逆指値」「W指値」と組み合わせて発注することも可能です。
「約定価格±指値」注文や寄付前に発注していた「始値±指値」注文では、発注時点ではまた確定していない価格を基準に設定できる点が大きな特徴です。
日経225先物取引で、新規買いで「始値から30円上がれば買い」の±指値注文を出しておき、この新規買い注文が約定したらUターン注文を発注する。
このUターン注文で、「約定価格+50円なら指値で利食い売り、もし約定価格-20円となったら、損切りのため-100円で売り、のW指値」といった返済売り注文を、最初の始値が決定する以前にあらかじめ設定しておくことが可能になります。
<買い注文>始値から30円上がれば成行買い。
<売り注文の予約(Uターン注文)>約定価格の50円上で指値売り注文を発注し、もし株価が約定価格-20円となったら約定価格-100円で売り注文、という約定±W指値を設定。
トレーリングストップ
トレーリングストップとは、高値安値に合わせて、逆指値注文をリアルタイムに自動修正する注文方法です。
同じ売りなら少しでも高いところで売りたい、高値から下落してきたところで売りたい、という場合に活用できます。
売りの場合であれば、「株価の上昇にあわせて、高値から〇円の逆指値を切り上げ、株価の値上がりに追従しつつ、反落し始めたところで売り発注」ということが可能です。
買いの場合は、「少しでも安いところで買いたいが、安値から〇円上がって来たら買い発注」ということが可能です。
例:日経225先物ミニ5分足
上昇トレンドの下落中(調整中)に安値(29235円)から+30円(29265円)上昇したらトレーリングストップの成行買い注文が発注され29265円で約定。
また、既に買いポジションを持っていて、利益が出ているが上昇中は少しでも利益を伸ばしたいといった場合に、高値から〇円下がったら売り発注することができます。
売りのポジションを持っている場合は、下落中に少しでも利益を伸ばしたい場合に、安値から〇円上がったら買い発注することができます。
時間指定注文
時間指定(じかんしてい)注文とは、「〇時〇分になったら」「〇分後になったら」といった時間を指定して発注/訂正/取消しできる注文方法です。
「時間指定指値・成行」「時間指定取消し付き指値」「時間指定訂正付き指値」「時間指定W指定」の4種類があります。
各注文方法は例えば、以下のような場合に使えます。
「時間指定成行」
値動きが激しいことが多い寄付を避けて、9:15に成行で買う。
「時間指定取消付き指値」
今から60分後までに指値で買えなければ注文取消し→時間指定取消し付き指値
「時間指定訂正付き指値」
指値28500円発注、発注完了より30分後までに約定しない場合、成行に訂正。
「時間指定W指定」
指値28500円発注、株価28700円以上、または、発注完了より30分後までに約定しない場合、指値28650円に訂正。
引け前訂正指値注文
引け前訂正指値(ひけまえていせいさしね)注文とは、例えば新規の買いを28500円の指値注文をしておき、ザラ場で約定しない場合
・プレクロージングになったら、
①指値 ザラ場最終価格±〇円
②指値 〇円
③成行
<すでにポジションを持っている場合>
すでに買いポジションを持っていて、〇円まで上がったら売り指値返済注文を発注したいが、〇円まで上がらなければプレクロージングで成行注文を発注したい等の場合に使います。
日経225先物の現値が28600円の場合、29000円まで上がったら売り指値返済注文を発注したいが、29000円まで上がらなければ、大引けの板寄せで指値や成行発注できる注文方法です。
この記事が参考になったという方は是非ポチっとクリックお願い致します。
↓ ↓ ↓ ↓